テレビでも映画でもない、その先へ「ドキュ・メメント2026」開催

「テレビや映画だけで終わらないドキュメンタリーの可能性を広げよう」という思いから作り手たちが集まり、誕生した新しい形のイベント 「ドキュ・メメント」 が、2026年1月24日(土)・25日(日)に開催されます。
会場は、歴史ある街・品川宿。
高層ビルが立ち並ぶ駅前からほんの少し離れると、都市開発を逃れたエアポケットのような街、品川宿があります。かつては賭場や遊郭が立ち並び、アウトローたちで賑わった旧東海道最初の宿場町でした。その記憶を宿す場所で、本企画は行われてきました。
映像を作る人、出る人、観る人が同じ空間に集い、一期一会の時間を過ごす。無名の当事者たちが主人公となり、その知られざる物語を語ることで、今という時代を映し出す二日間です。当事者・作り手・観客が交わりながら、「品川宿」という場を通して、私たちが生きるこの時代の物語を立ち上げていきます。
今年のテーマは「地上に故郷を映し出す」

2026年は「地上に故郷を映し出す」をコンセプトに、北品川の2会場で開催。構成は、“体験ライブ型”のドキュメンタリー上映「ライブ・ドキュメンタリー〈登壇ライブ〉」と、作家たちによる未公開映像を上映する「ラフカット上映」の2本立てです。
各回の幕間には、作家と観客が直接言葉を交わす交流タイムも実施。さらに、紛争地を撮り続ける写真家・亀山亮による新作展示「クマと人間」も行われます。多様な切り口からドキュメンタリーの世界に触れられる、新しいかたちの上映イベントです。
ドキュ・メメント史上、初の試み「ラフカット上映」




両日に北品川・善福寺で行われるのは、ドキュ・メメント史上初の試みとなる「ラフカット上映」。ここれまで本企画で発表してきた作家たちは、長年の制作を経て、長編映画として世に出す時期を迎えています。2026年は、その完成前段階にある、生々しい4本のラフカットを上映。
日本のドキュメンタリーシーンのなかでも、野生的な制作に取り組む作家たちによる未公開作は、やがて世界の映画祭や全国の劇場へと羽ばたいていくでしょう。その“はじまりのかたち”を体験する、貴重な機会となります。
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“生の声”を交わす ライブ・ドキュメンタリー〈登壇ライブ〉

1月25日(日)に行われるのは、ドキュ・メメントを象徴する企画「ライブ・ドキュメンタリー〈登壇ライブ〉」。作品上映後、制作者・出演者・観客が同じ場で言葉を交わす“体験ライブ型”の上映です。会場は、東海道品川宿でそば屋を営む「そば処 いってつ」。食と対話が交差する空間で、ドキュメンタリーを「観る」だけでなく「共有する」時間が生まれます。4本のドキュメンタリーを通して語られるのは、震災、表現、記憶、そして生き方。ライブ・ドキュメンタリー〈登壇ライブ〉は、上映後の対話まで含めて一つの作品となる“体験型”の上映です。
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紛争地を記録し続ける写真家・亀山亮の展示

「クマと人間」
八丈島在住で、長年にわたり紛争地を記録し続けてきた写真家・亀山亮。本展では、新作「クマと人間」を、会場となる善福寺の境内などで展示します。
近年、北海道や東北を中心に頻発するクマの出没。その多くは「害獣」として処理され、命の行方は顧みられることがありません。一方、山に生きるまたぎたちは、人間もクマも同じ生態系の一部として、生と死を等しく受け止めてきました。
温暖化による環境の変化、パンデミック後に顕在化した戦争と分断。亀山は、クマと人間の関係を起点に、私たちが失いつつある身体感覚や、他者を想像する力そのものを問い直します。「生きるとは何か」「共に在るとはどういうことか」。静かな写真群が、観る者に深い問いを投げかけます。
(引用元:編集室水平線・雨晴「クマと人間」)
イベント概要

2026年1月24日(土)&25日(日)12:30 開場 13:00 スタート
会場
音響山 善福寺(北品川1-28-9)、そば処いってつ(北品川1-30-23)
入場料
ラフカット上映(各回入れ替え制)
・1/24(土)①、1/25(日)④【軽食なし】……1,000円
・1/24(土)②、③【軽食付き】……1,500円
・学生・障がい者割引(全回共通)……500円
ライブ・ドキュメンタリー⑤(登壇4本)
・1/25(日)【軽食付き】……3,000円
・学生・障がい者割引……1,000円
1日通し券(お得な1日券/軽食付き)
・1/24(土)ラフカット上映3本……3,500円
・1/25(日)ラフカット上映+登壇ライブ……3,500円
※予約フォームより事前予約のうえ、当日会場にて現金でのお支払いとなります。
参加方法
人数に限りがあるため、事前予約制となります。
専用の予約フォームよりお申し込みください。
定員に達した場合は、キャンセル待ちでのご案内となります。
主催:ドキュ・メメント実行委員会
助成:
アーツカウンシル東京
(東京芸術文化創造発信助成〈単年助成〉芸術創造活動)
協賛:
Tokyo Docs
東京ビデオセンター
﹅﹅ Film & Media
リトルネロフィルムズ